記事 ACL損傷と「固有受容覚」 2025年8月1日 ACL復帰の「見えない壁」を壊す鍵。筋力だけじゃない、「固有受容覚」という新常識【論文解説】 こんにちは、小林龍樹です。 ACL再建手術を受けた選手のリハビリを担当する中で、こんな経験はないでしょうか。「筋力も可動域も十分に戻ってきた。ホップテストの数値も悪くない。なのに、選手本人は再受傷への恐怖が拭えず、プレーへの復... ryuju
記事 CAIと腓骨筋の関係 2025年7月31日 「捻挫が癖になる」本当の理由。筋力だけじゃない、「筋肉の質」という新常識【論文解説】 こんにちは、小林龍樹です。 臨床現場で、「一度捻挫してから、どうも足首が不安定で…」「捻挫が癖になっているんです」といった訴えを聞くことは非常に多いと思います。いわゆる慢性足関節不安定症(CAI)に対して、私たちはこれまで、腓骨筋の筋... ryuju
記事 感覚システム 2025年7月30日 「バランス訓練=不安定マット」は思考停止?論文解説から紐解く、本当に鍛えるべき感覚システムとは こんにちは、小林龍樹です。 臨床現場で、足関節捻挫後の患者さんに「バランス能力を上げましょう」と言って、不安定なマットの上で片脚立ちをさせたり、高齢者の転倒予防のために目を閉じて足踏みをさせたり。私たちは日々、様々なバランス... ryuju
記事 効果を最大化する難易度調整の技術 2025年7月29日 こんにちは、小林龍樹です。 臨床で運動療法を処方する際、「この患者さんには、どのくらいの難易度が適切なんだろう?」と悩んだ経験は誰にでもあるはずです。「膝OAの患者さんに、いつまでもパテラセッティングだけでは物足りない。でも、立位でのエクササイズは痛みが強くてできない…」あるいは、「足関節捻挫後のアスリートに、どのタイ... ryuju
記事 バランスexの理論的な組み立て 2025年7月28日 んにちは、小林龍樹です。 臨床現場で、「とりあえずバランス訓練」として片脚立ちやバランスクッションでのエクササイズを処方することは少なくないと思います。しかし、「なぜそのエクササイズを選択するのか?」「本当に効果的なのか?」と問われたとき、自信を持って言語化できるでしょうか? バランス能力は、高齢者の転倒予防からアスリ... ryuju
記事 側弯症の基礎基本 2025年7月27日 今回のテーマは「脊柱が曲がっているだけ?側弯症の基本的な病態の考え方」になります。 こちらの記事を最後まで読むと ・側彎症の病態を把握できる ・評価方法が理解できる ・側弯による影響を把握できる ・患者に合わせた運動療法が展開できる 今回は「側弯症」について共有していきます。 思春期や高齢者でも側弯している患者が多い中... ryuju
記事 結帯動作評価で結果を出す:肩甲上腕関節と肩甲骨を分けて診る 2025年7月23日 導入:その評価、「腰までですね」で終わっていませんか? さて、皆さんが担当する肩関節の患者さんで、「帯が結びにくい」「背中に手が回らない」という訴えは非常に多いですよね。その時、どんな評価をしていますか? 「じゃあ、ちょっと後ろに手を回してみてください。…ああ、腰のあたりまでですね」 まさか、こんな感じで、ただ可動域の... ryuju
記事 ヒップヒンジの基礎 2025年7月13日 こんにちは! 理学療法士の小林龍樹(りゅうじゅ)です! 今回のテーマは「ヒップヒンジ」になります。 こちらの記事を最後まで見ると ・ヒップヒンジについて知れる ・ヒップヒンジの使い方を学べる ・エクササイズの種類が増える ・腰痛患者への処方ができる なぜヒップヒンジというエクササイズを用いる必要があるのか?どのような目... ryuju
記事 肩関節患者って疼痛が生じやすい 2025年7月6日 肩関節患者の運動療法ってよく困るのが、疼痛が発生しやすくてなかなか進めにくいことです。 「多少痛くても動かさないと良くならないですよ」 「いや、痛みは組織が壊れるサインだから避けるべきだ」 疼痛が発生しながらも運動療法やセルフケアを展開するべきなのか、それとも全く無痛を意識しながら展開するのか、どれを選ぶにしても迷うポ... ryuju
記事 ACL損傷のOKC運動 2025年6月23日 前十字靭帯(ACL)再建術後のリハビリテーションにおいて、移植した靭帯への過度なストレス、特に剪断力(せんだんりょく)の増大が懸念されています。 運動療法の展開に悩むケースって多くて どれだけ危険因子である筋への機能改善の運動療法を行なっても、行うべき時期ではなければ良くないリハビリになってしまいます。 最新のエビデン... ryuju