記事 ACL損傷のOKC運動 2025年6月23日 前十字靭帯(ACL)再建術後のリハビリテーションにおいて、移植した靭帯への過度なストレス、特に剪断力(せんだんりょく)の増大が懸念されています。 運動療法の展開に悩むケースって多くて どれだけ危険因子である筋への機能改善の運動療法を行なっても、行うべき時期ではなければ良くないリハビリになってしまいます。 最新のエビデン... ryuju
記事 内反捻挫の臨床推論(現場対応編) 2025年6月11日 足関節捻挫のリハビリ展開に必要なのは、どのようにリハビリを展開していくのかです。 バランス訓練や足関節バンドエクササイズは運動療法の中の一つで、何を展開するにも目的と根拠が必要になってきます。 足関節内反捻挫では、前距腓靭帯などの外側組織が伸張されて損傷するだけでなく、内側組織には圧縮ストレスがかかっています。 また、... ryuju
記事 胸椎後弯への運動療法って? 2025年6月9日 臨床で頻繁に遭遇する不良姿勢の一つである「胸椎後弯」。本稿では、複数のスライド資料を基に、胸椎後弯の定義から分類、臨床的影響、そして効果的な運動療法の内容までを、エビデンスに基づいて専門的に解説します。 ここまではだいぶ硬く書いてきましたが、もう少し崩して書いていきますね。 胸椎後弯(TKA)の定義とHyperkyph... ryuju
記事 腰痛患者への呼吸アプローチ 2025年6月8日 担当している腰痛の患者さんへのアプローチが、つい「いつものメニュー」になっていませんか?もちろん、体幹の安定化運動やストレッチは重要です。しかし、もし症状の根本的な原因が、「呼吸」にあるとしたらどうでしょう。 今回は、複数の研究報告と症例報告をもとに、慢性腰痛と呼吸の深い関係、そして臨床での応用可能性について解説します... ryuju
記事 運動療法の難易度調整 2025年5月31日 運動療法の難易度調整って、どうすればデキるようになるの?ポイントを徹底解説! 「運動療法の引き出しが少なくて…」「この患者さんには、どのくらいの負荷がいいんだろう…」なんて悩んだ経験、セラピストなら一度はあるんじゃないでしょうか?特に経験の浅い頃は、運動療法の難易度調整って、本当に難しく感じますよね。僕も昔は「この人に... ryuju
記事 運動器疾患に対するデジタル/遠隔運動療法の効果と課題 2025年5月26日 最近、リハビリの世界でも「デジタル化」や「遠隔」といった言葉をよく耳にするようになりましたよね。 そこで今回は、慢性的な運動器の痛み、例えば関節の痛みや腰痛、首の痛みなどに対して、デジタル技術を使ったリハビリや遠隔でのリハビリがどんな効果があって、どんな課題があるのか、いくつかの研究報告を元に皆さんと一緒に見ていきたい... ryuju
記事 急性腰痛の限界と工夫 2025年5月23日 急性腰痛に対してどのように治療展開を行っていくのかを再度認識を高めておかないといけないです。ただ徒手療法をしていればいいのか、一般的にエビデンスが認められている運動療法は効果的なのかを知っておきましょう。 っていっても「この腰痛をどうにかしたい」と言って来院されることが非常に多いです。 その時って何をすればいいのか悩み... ryuju
記事 注意すべき産後女性への呼吸ex 2025年5月18日 ドローインやブレーシングは腹圧を向上させて体幹安定を獲得するための方法として有効的な手段です。 しかし産後女性においては注意が必要になってきます。 結論から言うとドローイン(腹横筋を引き込む動き)やブレーシング(お腹をぐっと固めて全方向に腹圧をかける動き)を焦って取り入れるほど、回復が遠回りになるケースが少なくありませ... ryuju
記事 なで肩を言語化する 2025年4月30日 今回は なで肩 について言語化をしていきたいと思います。 見た目の状態が問題になっていることが多いんですけど、そこをしっかり身体を理解しながら進めていければいいかなと思います。 「なで肩」ってそもそも何? なで肩 というのは、両肩が通常の姿勢よりも傾斜している状態になってきます。 特に見た目の状態で『あの人はなで肩だよ... ryuju
記事 胸椎伸展exの展開方法 2025年4月24日 胸椎伸展制限は、頭部や肩関節への影響が生じてしまうケースが多いです。頸部や肩関節を診ていくには、胸椎への視野を広げていくことが重要になります。 胸郭・胸椎は可動性の関節と位置付けられていて、"可動性低下"や”柔軟性低下”がフォーカスされます。この可動性低下は、肩甲骨安定性の低下や腰椎安定性の低下につながってしまうことも... ryuju