
はじめに
「首の後ろが硬い」「上を向くと詰まる」——こういう訴えを聞くと、どうしても後頭下筋に意識が向いちゃうんですよね。でも実際、座位で胸郭が起きないまま視線を上げると、上位頸椎が伸展で不足分を補いやすくなるんです。局所の緊張って、局所だけの問題じゃなくて、胸郭伸展不足の結果としても見直す必要があるんですよね。上方視で後頸部が詰まるとき、頸椎伸展角度だけを見ていても代償源はわからないんですよ。

後頭下だけで話を終わらせない、この視点はすごく大事です。ただ、その前後で何が起きているかを見ないと、介入ってすぐ局所に寄っちゃうんですよね。
この記事では、上位頸椎過緊張と胸郭伸展不足を局所所見だけじゃなく、荷重条件、運動連鎖、代償動作の変化からも見ていきます。医学用語はそのまま使いますけど、着地はシンプルにしますね。「で、明日の臨床ではどこを見るの?」ってところまで、ちゃんと落としていきます。
上を向くと詰まる理由
胸郭が起きないと、後頭下が頑張っちゃうんですよね。

上方視で後頸部が詰まるとき、頸椎伸展角度だけを見ても代償源はわからないんです。胸郭が屈曲したままだと、視線を上げるために上位頸椎が過剰に伸展しちゃう。だから、胸郭を軽く起こした条件で同じ視線課題をやってみて、後頭下の張りや詰まりが変わるかを見ていきます。
Beforeでは胸郭屈曲のまま上を見るため、上位頸椎が強く伸展する。Afterでは胸郭伸展を作ると頸部伸展の負担が減る。この順番にしておくと、見た所見をそのまま練習課題へ変換しやすいんですよね。
評価条件のそろえ方
座位姿勢をそろえて、頸部伸展を見る。ざっくり言うと、評価の入口を狭くしないための前提づくりです。評価ではまず条件をそろえます。

自然座位で骨盤後傾や胸郭伸展不足を見て、そのまま頸部伸展と視線方向を見ておく。次に胸郭だけを軽く起こして、同じ課題を再評価するんです。