今回のテーマは「スウェイバック姿勢の運動療法の考え方-ローカル筋肉の機能低下-」になります。
こちらの記事を最後まで読むと
退行変性疾患である腰部脊柱管狭窄症に多い姿勢の一つですが、
”特徴”について把握できていないと展開していく運動療法が効果が出ないケースが増えてしまいます。また疼痛や痺れなどの訴えがあると尚更、運動療法の展開が難しくなってきます。
上記のような経験は少なくないと思います。この際に展開する運動療法に正解はないとは思いますが、【再現性に欠ける】ことが考えられます。
スウェイバック姿勢の患者が来院されたときに、また同じように運動療法の展開に困ってしまい、”なんとなく”で実施してしまいます。
スウェイバック姿勢を理解して運動療法・エクササイズを展開していきましょう。
スウェイバック姿勢
静的アライメントの評価で異常姿勢と判断する上記の4つの姿勢があります。どれもが臨床で見かけたことがある姿勢だと思います。高齢者を担当している場合は、その中でもスウェイバック姿勢は多く経験するのではないでしょうか。
スウェイバック姿勢は、多裂筋や腹横筋のような体幹筋群の収縮を使用しないのが特徴です。そのため、脊柱の安定性を靭帯などの伸張性に依存します。結果的に関節の変形や靭帯の肥厚などにつながってきます。
患者の立位や座位姿勢を評価するときは、病院やクリニックの待ち時間の際の姿勢を見てみましょう。治療時間外の患者の姿勢こそが【普段の姿勢】であり、修正していく必要がある姿勢です。
定義
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