今回のテーマは「変形性股関節症の特徴と殿筋ex」になります。
こちらの記事を最後まで読むと

・股関節OAの理解が深まる
・中殿筋の重要性がわかる
・負荷設定の理解が深まる
・有効的なエクササイズが展開できる

 

変形性股関節症への運動療法の展開って意外と難しいと思います。というのは、変形の程度によっては疼痛が強い方もいれば、可動域制限が著明な方も多いです。

この辺りの運動療法が少しでも展開しやすくなるように進めていきます!

変形性股関節症

特徴

 

変形性股関節症の特徴としては、いろいろ臨床で経験していると思います。

・疼痛
・ROM制限
・運動制限
・歩行障害

よく臨床で経験してくるところとしては、立ち上がりや歩行時の股関節痛、股関節外転制限、歩行距離の減少などは具体的な部分になると思います。

変形性股関節症は、大腿骨の被覆率を代償するようにした結果から股関節の変形が生じることがあります。そのあたりは、骨盤が前傾しているため腰椎伸展が過剰になるケースが多いので、腰痛が生じないように注意しましょう。

初期の変形性股関節症から疼痛の増強や可動域制限が生じるまで、そこまで日数がかかることは少ないことがあります。というのは、初期だからといって歩様の改善、筋力の改善を行なっていかないと変形が著明になり、今以上に運動療法が展開しにくくなります。

歩行・跛行

 

股関節OAに特徴的な歩行としては、2つあります。

・トレンデレンブルグ徴候
・デュシャンヌ現象

トレンデレンブルグ徴候は、患側の片脚立位保持時に骨盤が平行に保つことが難しく、遊脚側へ骨盤が傾くことです。

デュシャンヌ現象は、トレンデレンブルグ徴候を意図的に防ぐように代償的に体幹を側屈させ骨盤の傾きを抑えることです。

これらの歩様をしている患者は多いかと思いますので、どのような歩行の特徴があるのかを確認しておきましょう。

 

病態モデル

 

変形性股関節症の病態モデルは主に2つあります。

 

①臼蓋形成不全から

②脊柱後弯から

もう少し詳しく解説をすると...

 

 

 

 

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