今回のテーマは「ヒップヒンジ」になります。

こちらの記事を最後まで見ると

・ヒップヒンジについて知れる
・ヒップヒンジの使い方を学べる
・エクササイズの種類が増える
・腰痛患者への処方ができる

 

 

なぜヒップヒンジというエクササイズを用いる必要があるのか?どのような目的で使用するのか?
この辺りは本編を読む進めてもらえると次第にわかってきます!

 

腰痛患者やスポーツ疾患の患者でこんなこと思ったことありませんか?

「もう少し股関節が曲がってくれれば…」

腰痛患者にとってもスポーツ患者にとっても、股関節の動きは大切です。それはJoint by Joint theoryという考え方で、可動性に特化した股関節が可動域制限になると安定性に特化した”腰椎が代償的に動いてしまう”というものです。

「股関節の屈曲が獲得できれば…」
「股関節屈曲により腰椎屈曲動作が少なくなる」

そして今回の記事の内容を見ることで、股関節屈曲に着目したエクササイズを学ぶことができます。

少しでも助けになり、運動療法の楽しさが伝わればと思います!

では始めて行きます!

Hip Hinge

 

ヒップヒンジは上の図のように”股関節屈曲”を行うエクササイズでもあり、腰痛患者への動作指導でもあります。この動作は見ている限りは”簡単”そうに見えますが、実際に行ってみると非常に難しいものです。特に腰痛があるような患者、オスグッド・シュラッター病の患者などは股関節屈曲がなかなかできない印象です。

股関節屈曲ができないこと

膝関節・腰椎への負担増大

腰椎椎間板ヘルニアやオスグッドにつながる

では股関節屈曲を生み出す方法とは?

 

方法

 

姿勢に関しては、立位だけではありません。四つ這いや両膝立ち(ニーリング)、片脚立位などとパターンがあります。今回は立位について解説していきます。

実施時のポイントは、脊柱や膝を曲げないことです。

股関節を屈曲させることで大殿筋やハムストリングの伸張感を感じることができます。前屈を行う角度は以下のポイントを注意しましょう。

①腰椎屈曲が生じない範囲
②ハムストリングの伸張が生じるまで

特に①は前屈角度が増していくと、ハムストリングの伸張により骨盤の前傾が制限されます。そうすると、制限角度以上に前屈してしまうと腰椎屈曲が生じてしまいます。

極力最大可動域まで前屈させてみましょう。

 

目的

 

ヒップヒンジの主な目的は...

 

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