今回のテーマは「ヒップヒンジ〜実践編〜」になります。

こちらの記事を最後まで読むと

・ヒップヒンジを患者に提供できる
・ex展開の工夫ができる
・運動療法の幅が広がる

 

 

ヒップヒンジっていうのは”股関節屈曲”の言い換えになります。ヒップヒンジはエクササイズや動作の応用が効くため、習熟度が高いほどケガがしにくくなると考えています!

 

 

しかし、多くの患者はヒップヒンジができずに”腰痛”になってしまったり、”膝痛”が生じてしまいます。ヒップヒンジができないと、特にスクワットやルーマニアンデッドリフトなどのエクササイズができない傾向です。ここでの「エクササイズができない」というのは、エクササイズが全くできないというわけではなく、”動作エラー”が多い・修正点が多いという解釈でいてください。

ヒップヒンジからの応用

 

ヒップヒンジが基礎・基本となり、スクワットやデッドリフトなどが構成されます。これらの動作を分解すると、”ヒップヒンジ”が動作のピースになっています。

腰痛患者であれば、ヒップヒンジを獲得するだけでも疼痛軽減の可能性があります。動作指導にも取り入れることができ、重要な動作であることがわかると思います。

スポーツ患者であれば、重要なストップ動作の獲得につながっていきます。少し難しい話になりますが、ストップ動作は身体に加速度が働いているため、ブレーキをかけると慣性の法則によって身体が前に動いてしまいます。それを防ぐためにヒップヒンジを攻略する必要があります。

スクワットへの応用

 

これらの動作の違いとして、

ヒップヒンジ→股関節屈曲(膝軽度屈曲)
スクワット→股関節・膝関節・足関節屈曲(トリプルフレクション)

スクワットに関しては重心位置が変化しますが、立位のヒップヒンジは膝を軽度屈曲位や完全伸展位で固定するため重心位置は変化しない特徴があります。(ヒップヒンジでも重心位置が変わる種類もあります)

スクワット(別名:パワーポジション)が取れない患者は多く、股関節屈曲不全により、他関節へ負担が生じます。

では”股関節屈曲”ができない患者は同一の方法でヒップヒンジを処方していくのか?

 

答えは…

 

タイプ別にヒップヒンジを工夫を行うことがいいと考えています。

 

股関節屈曲の違い

 

 

 

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