今回のテーマは「内側縦アーチが低下しているだけではない-複雑な病態の扁平足-」になります。
こちらの記事を最後まで読むと
今回は「複雑な病態の扁平足」について共有していきます。
扁平足といえば、荷重緩衝機能の内側縦アーチが低下している状態になります。
世間的にも一般的にも縦アーチの低下を扁平足であるという認識ではありますが、それ以外の問題点も多く隠れています。
低下しているアーチを上げることがいいのか?
アーチが低下しているだけではない扁平足の病態と評価方法について共有していきます。
では始めていきます!
扁平足とは?
扁平足は足部の内側縦アーチの崩壊または過度の平坦化であるとされています。
アーチの低下は小児期でも成人期でも確認されることがあります。また変形性膝関節症患者や変形性股関節症患者のように他関節疾患でも併発していることがあります。
アーチがあることで荷重をうまく分散させることができますが、すでに低下している場合は、足部での荷重緩衝ができずに他への関節や軟部組織に負荷がかかります。
形成時期
内側縦アーチは小児期の段階で少しずつ成長ともに形成されていきます。
0〜7歳までは足部の外反があり、アーチの形成も未熟な状態です。7〜10歳で踵骨の外反が徐々に減少していき、内側縦アーチが形成してくると言われています。
活動療法や運動療法も増えてくる時期は筋骨格系の成長も著しいことがあり、足を守る靴の機能が重要になると考えています。
運動する際の靴が柔軟性やクッション性が高すぎるのも問題がありますし、靴のサイズが大きすぎてしまうのも問題があります。成長に応じて正しい靴の機能とサイズを選んでもらえるといいかと思います。
扁平足の病態
もう少し詳しく見ていくと、ただ内側縦アーチが低下している状態だけではなく、変形が進行していく進行性疾患であることがわかります。
縦アーチが低下することが誘因となり、変形が徐々に進んでいき修正が不可能な状態になっていきます。
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