今回のテーマは「体幹のフィードフォワード-なぜ先行的な収縮がいるのか?-」になります。
こちらの記事を最後まで読むと
今回の記事は『体幹のフィードフォワード』についてです。
フィードフォワードであったり、先行的な収縮であったり、この辺りの知識は体幹トレーニングをするにあたって必要になります。
腰部疾患患者、腰痛患者に対して体幹トレーニングを実施しているかと思います。その時に重要な機能であるフィードフォワードを理解することで、運動療法・エクササイズの幅がより出ると考えています。
しかし…
フィードフォワードって難しくないですか?
私は難しくて、なかなか理解するのにも時間がかかりました。
同じ経験をしているセラピストも多くいると思いますので、少しでも参考になればと思います!
では始めていきます!
フィードフォワードの前に…
フィードフォワード作用の前に、あらかじめ理解しておくべき前提知識があります。これは体幹筋の分類になります。
よく臨床でも参考書でも聞く、”ローカルとグローバル”についてです。
この辺りの知識は基本になり、運動療法を展開していく上で重要な内容です。
ローカルとグローバル
ローカル筋とグローバル筋は、上記のような分類になります。
今回着目するローカル筋の特徴は、深層、単関節、小さい、安定といった特徴が挙げられます。ここに当てはまらない場合もありますが、これら4つが基本的な特徴になります。
本来であれば、ここにスタビライザー(安定筋)、モビライザー(動かす筋)を追加して細かく機能を把握する必要があります。(例:腹横筋はローカルスタビライザー)
この辺は今回のフィードバックとは若干ズレるので、またの機会に解説します。
では本題に戻ります。
ローカル筋の特徴
ローカル筋の収縮の特徴として上記の通りです。
筋線維タイプで言うと、遅筋線維の割合が多く、速筋線維の割合が少なります。タイプ別の特徴を踏まえると、「遅筋線維が多いため、持続的な収縮を得意としている」といった特徴になります。
ではこの先行的な収縮っていうのは、いったいどういうことなのか?
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