今回のテーマは「バランストレーニング-これだけは知っておきたい基礎とエクササイズ-」になります。
こちらの記事を最後まで読むと

・バランスの基礎知識を把握できる
・基礎を知ることで応用できる
・重要なポイントを理解できる
・高齢者の姿勢制御の特徴を知れる

 

 

今回はバランスについての記事になります。

私自身は整形外科クリニックに勤務しており、バランスに対して運動療法エクササイズを展開することは非常に多いです。

「どのように展開していくのか」
「何をポイントにしているのか」

患者によって重要なポイントが変わってきますが、基礎的な知識を知ることで、より展開の幅が広がってきました。

どうしてもバランストレーニングというと、片脚立位の展開であったりとエクササイズ方法が先行してしまいます…

バランスに対する基礎的な知識があることで、応用することができ、エクササイズ効果を引き出すことができると考えています!

バランスとは?

 

バランスとは重心を支持基底面内に維持することになります。難しい定義の中で、重要な項目は上記の4つになります。

①感覚情報
②重心
③支持基底面
④調節

感覚情報は、視覚や前庭感覚、体性感覚から情報を統合します。整形外科勤務しているセラピストの方は、この辺りの理解が少ない人も多いと思います。

というのは、私自身も中枢神経系に関する知識が少なかったので共感できる部分が非常に多いです。

統合した感覚情報から末梢組織である筋肉に対してアウトプットが行われます。結果的に重心位置を支持基底面内に保つことができます。

◆姿勢制御

 

姿勢制御に関与する項目は、数多くあります。この運動系に当てはまる部分には筋力が入りますが、バランス能力と筋力の関係性は、あくまで一つの要素にすぎません。

バランス能力は姿勢コントロールのことを指しているため、運動課題であったり、環境条件などの影響もあります。介入していくポイントは、的を絞っていき、運動療法の展開をしていくことです。

重要な項目やポイント

運動療法の中でもバランストレーニングは、単調的になりやすいと思います。というのは、バランスパッドなどの器具を使って展開していくことが増えてしまい、応用できない・バリエーションが増えないなどと上手く展開しにくいことが起きてしまいます。

今回は、バランストレーニングを展開していく際に重要なポイントが3つありますので、それを解説していきます。臨床ではここの点を重点的に見るようにしています。バランストレーニングを理解していくには、この辺りの知識は最低限押さえておきましょう。

 

 

 

 

 

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