股関節のつまり感の正体

今回のテーマは「股関節のつまり感って?-構造的要因と機能的要因-」になります。
こちらの記事を最後まで読むと

・なぜ股関節がつまるのかを説明できる
・要因からの評価方法が理解できる

今回のテーマは「股関節のつまり感」です。

腰部疾患患者でも股関節疾患患者でも股関節を屈曲させたときに股関節前方がつまってしまい、なかなか曲げることができない症状があるはず。

なぜつまってしまうのか?

どのように評価していけばいいのか?

ということで股関節のつまり感を評価と絡めて紐解いていきます。


股関節のつまり感の正体

股関節のつまり感は構造的要因と機能的要因の2つに大きく分けることができます。

つまり感というのは、股関節前方部分が何かしらの障害物がある、機械的要因によって曲げにくい状態になっていることだと考えています。

そのため、構造的要因と機能的要因について分けて進めていきます。

大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)

大腿骨寛骨臼インピンジメントは大腿骨または臼蓋の形態異常であり、寛骨臼と大腿骨が繰り返し衝突して関節唇損傷や軟骨損傷を起こす病態であるとされています。

これが股関節のつまり感の一つの要因になっています。

大腿骨側の形態異常であるカム型(Cam型)と、寛骨臼側の形態異常であるピンサー型(Pincer型)は、股関節の異常を示す二つの主要なタイプです。これらは特に股関節インピンジメント症候群(FAI: Femoroacetabular Impingement)と関連があります。

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