今回のテーマは「腓腹筋・ヒラメ筋の機能解剖ー活性化方法とワンポイントアドバイスー」になります。
こちらの記事を最後まで読むと
腓腹筋やヒラメ筋を勉強しないといけない時って、セラピストであればアキレス腱炎やアキレス腱断裂、下腿三頭筋の筋損傷かなと感じています。また症例数も多くなく、臨床で経験できる場面すら少ないと思います。
腓腹筋やヒラメ筋の筋活動量を上げるように運動療法やエクササイズを展開していきますが、
「ヒールレイズしか知らない…」
「バリエーションが少ない…」
ヒールレイズを実際に患者に行ってもらっても3セット分の時間は、正味”5分”もかからず、終わってしまって【すぐに次の展開を考えなければいけない】状況になります。(過去の自分はそうでした。)
少しでも運動療法を苦手に思っているセラピストが、”得意”になれるようにと思っています!
足関節底屈筋群
足関節底屈筋群は、腓腹筋・ヒラメ筋を含めて多くの筋肉の総称になります。その中でもモーメントアームや筋肉が生み出す底屈トルクなどはそれぞれ異なってきます。
これらの筋肉と腓腹筋とヒラメ筋の特徴の違いを把握することが運動療法やエクササイズに活きてきます。
下腿三頭筋
足関節底屈筋群の中で、腓腹筋とヒラメ筋は最も強力な筋肉になります。加えて足関節底屈トルクの約80%を生み出す能力を有しています。これだけ聞いても底屈作用をほとんどを腓腹筋とヒラメ筋で生み出していて、重要なことがわかります。
足関節底屈筋群の重要な一つの機能として、膝関節伸展筋として作用することです。通常の作用の底屈筋としては、脛骨の前傾(足関節背屈)を遠心性収縮で制御することです。
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