今回のテーマは「臨床で実践できる屈曲型腰痛の運動療法-解剖学と身体的ん特徴について-」になります。
こちらの記事を最後まで読むと
今日は「屈曲型腰痛への運動療法」について共有していきます。
屈曲型腰痛は現代社会において、多くの人が抱えている症状の一つになります。腰椎の屈曲動作や前屈動作によって疼痛を生じてしまったりして、学校生活や仕事が満足にできないなんてこともあります。整形外科クリニックの臨床で見ない日はないのではないかと思います。
椎間板症や腰椎椎間板ヘルニアのように前屈動作や腰椎屈曲で疼痛が生じる方は多いですが、リハビリにおいてどのように進めていけばいいのか、運動療法の展開方法がわからないなんてセラピストも少なくないです。
屈曲型腰痛の着目点は?
運動療法の考え方は?
今一度屈曲型腰痛の理解を深めて、臨床で使っていきましょう!
では始めていきます!
屈曲型腰痛とは?
屈曲型腰痛というのは…
腰部を屈曲した際に生じる腰痛を指し示しています。名称通りであり、前屈動作をすることで、各組織に対してメカニカルストレスが生じて疼痛が発生します。
この場合に理解しておかないといけない部分としては、解剖学と運動学です。
前屈した時に各組織がどのように動くのか
この辺りの理解を深めましょう!
屈曲時の構成体の動き
屈曲時の各組織の動きは以下の通りです。
一般的には、前屈動作では椎間孔は拡大して神経に対するストレスが減少するため、神経障害性疼痛の可能性は低くなる傾向です。
前屈動作時の組織の動きを把握しておくことで、疼痛の要因を絞っていき、推察することができます。
前屈時に誘発される腰痛
そして前屈動作時に誘発される腰痛はおおよそ4つほど考えることができます。先ほど言ったように椎間孔は拡大して、神経障害性疼痛の可能性は低くなります。しかし椎間板ヘルニアのような椎間板が圧迫・圧縮されて発生する神経障害性疼痛もありえます。そのため今回のヘルニアは、椎間板性に含まれます。
ではどのような症状があれば椎間板性なのか?
「現在の症状の要因はわからないから、とりあえず体幹トレーニングを」なんて考えている人もチラホラいらっしゃると思います。
やはり、症状と前屈動作を関連づけておくことで評価と治療アプローチを進めやすくします。
椎間板性腰痛
椎間板性疼痛は、椎間板を構成する線維輪、髄核、あるいは椎体終板の神経終末が刺激されて生じる腰痛と定義されています。
椎間板は痛みを感じる組織なのかという点に関しては、特定の部位で痛みを感じます。椎間板は洞脊椎神経・交感神経幹の支配であり、線維輪外側1/3に神経・感覚線維が分布しています。
そして変性して傷ついた椎間板は、感覚神経が入り込み、疼痛の要因になりえます。
椎間板性の所見
椎間板性の所見としては以下の項目が考えられます。
これらはどれも、椎間板内圧の上昇によって椎間板性疼痛が生じます。問診において、上記の項目が当てはまるのであれば腰痛の要因に椎間板性があることが推察できます。
筋・筋膜性腰痛
筋・筋膜性腰痛は、脊柱起立筋のような体幹浅層筋群への過度な負荷によって生じる腰痛と定義されています。背筋群にストレスが加わっている状態です。
背筋群にストレスが生じる考え方や病態モデルを理解しておくと、評価を組み立てることができ、治療アプローチが進めやすくなります。
筋・筋膜性腰痛は3つの病態に分かれているとされています。
今回は筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)の病態モデルの理解を深めていきましょう。
MPSの病態モデルは…
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