結帯動作の変化がなく、次の評価は?

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結帯を肩だけで見ない

結帯って手を背中へ回すADLだから、肩関節内旋はもちろん大事なんですよ。でも実際の動作だと、肩甲骨の前傾や胸椎屈曲、肩前方化も一緒に起こってくるんですよね。

手の到達高だけ見ていると、内旋制限なのか代償で届かせているのかが混ざります。たとえば五十肩の患者さんで、可動域測定上は内旋がそこそこ出ているのに、結帯だと手が全然背中に届かない、というケースがあります。肩甲上腕リズムが崩れていると、上腕骨だけでは足りない分を肩甲骨や体幹の動きで補おうとするので、動作の中でこういうズレが出やすいんです。

届くけど代償する結帯

結帯で手が同じ高さまで届いていても、質は同じとは限らないんです。肩内旋が足りない人は、胸椎を丸める、肩を前へ出す、肩甲骨を過剰に前傾させる、こういう形で距離を稼いでいることがあります。

同じ「親指が腰の高さまで届く」でも、片方はスムーズな肩甲骨前傾で届き、もう片方は胸椎をかなり丸めて届いている、というのはよくある対比です。関節包後方や肩甲下筋の伸張性が落ちていると、上腕骨単独では届かないので、肩甲骨や体幹を動員せざるを得なくなる、というのが背景にある機序です。

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